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オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジー(Orthokeratology)は酸素透過性の高い特殊なハードコンタクトレンズを夜間眠っている間に装着し、角膜の形状をゆっくり整え、変形させ、裸眼視力を向上させる角膜矯正治療のことです。つまり、昼間はメガネやコンタクトレンズを装用しなくても裸眼視力で物が見えるという治療法です。その安全性の高さから、アメリカ連邦航空局(FAA) で定期航空便パイロットの近視治療法として認可されるなど、日本でも各種資格試験で認可されています。

近視矯正手術はメガネ・コンタクトレンズから解放されますが、角膜を元の状態には戻せません。一方、オルソケラトロジーは角膜の形状を一時的に矯正します。ただし夜間のコンタクトレンズ装用を中止すると元の近視に戻ります。

装用前
(治療前の近視状態)
装用中
(コンタクトを着けた状態)
装用後
(コンタクトを外した状態)
装用前(治療前の近視状態) 装用中(コンタクトを着けた状態) 装用後(コンタクトを外した状態)
網膜より手前に焦点がある近視の状態です。 就寝中、特殊なハードコンタクトレンズを装用することで、角膜を矯正します。 コンタクトレンズを外しても矯正された形が保たれている状態です。
※続けていくと2〜3ヶ月後には1週間に4〜5日の装用で裸眼視力が向上します。

オルソケラトロジーの特長

・手術しないで裸眼視力が向上します。

・裸眼視力が0.1くらいであれば0.8〜1.0まで回復します。

・矯正できるのは中等度の近視までの患者さんです。

・リスクはハードコンタクトレンズと同程度です。

・保険適用外(自費診療になります)の治療となります。

・オルソケラトロジーレンズはISO基準を満たし、FDAの認可を承認済みで安全です。


オルソケラトロジーのメリット

・睡眠時にだけコンタクトを装用し、昼間は裸眼のままで過ごして頂けます。

・近視の進行を抑える働きがあるので子供さんに有効です。

・近視矯正手術を受けられない18歳以下でも治療を受けることができます。

・装用してすぐ寝るため、ハードコンタクトレンズが苦手な方でも装用が可能です。

・途中で治療を中止できます。その後約2ヶ月で元状態に戻ります。

・手術しなくても良いので、治療に不安がありません。

オルソケラトロジーのデメリット

・効果(視力が向上)の持続は1日(〜数日)までです。

・近視を根本的に治療できるわけではありません。

・強度近視の患者さんにはあまり効果が期待できません。

・患者さんの角膜に合わせた専用のコンタクトを作成する為、手術に比べて費用が高くなります。

オルソケラトロジーの治療を適応するケース

・軽度〜中等度(-4.0D位まで)の近視の方

・軽度の乱視の方

・職業上コンタクトレンズの装用が難しい方

・小学生〜60歳代

・激しいスポーツや水中競技をされる方
ただし、これらすべての方に適応するわけではありません。

事前に医師と慎重なカウンセリング、検査、診察を行った上で判断いたします。

オルソケラトロジーの適応外のケース

・強度近視の方

・-2.0D以上の強度の乱視の方

・眼疾患のある方(円錐角膜等の角膜疾患、ブドウ膜炎、ドライアイ、アレルギーなど)

・その他医師から不適とされた方

オルソケラトロジーの合併症とその対処法

合併症は従来のハードコンタクトレンズと同程度の発生率です。

・角膜障害→すぐにレンズの装用を中止し、点眼治療を行います。

・乱視の悪化→レンズの規格を変更します。

・角膜形状の変化によるハロー(光のにじみ)、グレア(まぶしさ)→レンズの規格を変更します。

オルソケラトロジーの処方スケジュール

1 電話、メールによるカウンセリング予約(担当:土山)

TEL 0823-22-5544

e-mail:info@kimura-eye.or.jp

2 適応か否かの検査・カウンセリング・診察・オルソケラトロジーレンズの体験

○適応か否かの検査

屈折検査・眼圧検査、角膜内皮細胞検査、角膜曲率半径検査、角膜形状解析検査、グレア検査、涙液検査、

○カウンセリング

オルソケラトロジーについての説明

○診察

目の状態を細隙灯顕微鏡下で診察

3 オルソケラトロジーレンズの体験

実際にレンズを入れてみてオルソケラトロジーレンズの装用感を体験していただきます。

4 オルソケラトロジーの申し込み・トライアルレンズテスト

1時間休んでいただいたのち、 患者様に実際にトライアルレンズを装用して頂き、テストを行います。

トライアルレンズテストの評価後、レンズ注文

トライアルレンズを一晩装用して頂き、その効果などを測定後、実際に治療でつかうレンズを注文します。

5 レンズ到着(注文から約1週間後)

患者様に合わせたレンズを装用し、検査・診察。ここから実際の治療が始まります。

6 定期検査

レンズ到着後の翌日、3日後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後と定期検査を行います。

オルソケラトロジーレンズの使用を中止される場合はレンズをご返却下さい。

定期検査を受けずに使用し続けないでください。

オルソケラトロジーの費用

片眼 12万円(消費税込み)
両眼 20万円(消費税込み)
適応検査費用 3万円

コンタクトレンズ代金と1年間の定期検査の診療費を含んだ近視治療費です。

その後、レンズの破損、汚れ、紛失、寿命(2〜3年)によるレンズ代金1枚4万円と6ヶ月ごとの定期検査等の診療費が必要となります。

初診時には保険証を持参下さい。オルソケラトロジー治療は自費診療となります。

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